英語は話しだす前に、イメージをきちんと作る

日本語を話すように英語を話したいという希望をもって、英語学習に取り組む方は多いでしょう。だけど、残念ながら、それが失敗への道だったりします。日本語と英語は言葉の仕組みがすごくとても違うので、日本語から英語へすら翻訳できるよういなれば話せるというわけではないのです。

 

英語にはまず主語が必要です。次に動詞が必要です。主語が複数か単数か過去か現在か未来かで動詞の形が決まります。動詞が自動詞か他動詞かで目的語が必要かどうかが決まります。

 

ということはですよ。

 

主語はいくつだ。時制はいつだ。動詞はどれを使うのか。目的語は必要か。あたりを決めないと口が開けないことになります。

 

えー無理、無理だよと思っちゃうでしょう。

 

できるんですよ。大丈夫。私の場合だと、まず舞台を設定します。

昨日の公園とか、去年の学校とか、20年前の旅行先とかそういうの。

 

で、そこに主語になる主役を登場させて、動作をさせます。動作の内容によって目的語も設置したりして、短い動画のようなイメージを作り、それを英語で描写します。

 

つまり、

言葉→イメージ→言葉

であって、言葉→言葉 ではありません。

 

そして、言葉からイメージを組み立てる役に立つのがリーディング。

 

だから、リーディングなしでは英語はうまくならないというのが私の主張だったりします。

 

あ、連想しました? 

そう、TOEICの写真問題。あれがなぜ問題になっているのか。

英語の仕組みがこうなっているからです。

英語のネイティブの子どもたちが学校で「ショー&テル」をやる理由もここです。

 

ただ、人間の脳は複雑で優秀なので、もちろん、この方法が唯一の方法ではありません。ただ、あなたがこれができるタイプなら、試してみて損はないと思うんですよ。

 

そういうわけで、今日のおすすめ本は ドクタースースのこれ。

 

Hop on Pop (Bright & Early Board Books(TM))

Hop on Pop (Bright & Early Board Books(TM))

 

 youtubeのこれの方がわかりやすいかな


Hop on Pop by Dr. Seuss