この作者の本面白いわ。

 

Shade City: A Dante Butcher Novel (English Edition)

Shade City: A Dante Butcher Novel (English Edition)

 

 このアーバンファンタジーが、結構好みだったので、同じ作者の別シリーズを読み始めてる。

 

 これ面白いわ。日本では読み放題に入っているのをいいことに、ベッドの中や移動時間中に読みふけることに。作者はゲームを作っていたらしい。だんだんいろんなことがわかってくる展開が上手で、引っかからずに読める。

 

舞台はマイアミ、主人公はキューバアメリカ人2世で、ブードゥー系のネクロマンサー。同じくブードゥーを使うハイチ系ギャング、ホンジュラス系ギャング、コロンビア系麻薬カルテル、ロシアマフィア、ケイマン諸島に出没する怪しげな金持ちたち、魔神イフリート、根性曲がりのフォーンのプリンス、ミノタウロスに可愛いサテュロスのプリンセス。元バイク乗りの北欧系入れ墨師、もちろんゾンビに、スパニヤード・コンケスタドール魔術師の亡霊に、主人公の幼馴染のストリッパー。

ねっとりと暗いカリブの夜のムードを壊さずにこれだけのキャラを動かすのだから大したもんだわ。仕事も頑張らないとならないので、まだしばらく楽しめるなあ。