子どものころから読書感想文が苦手だった。今も実は書評が苦手。
自分がはまってしまった「好きだ」という部分を語るのが恥ずかしく苦手なんだろう。
ベッドで読む本は、一日の終わりにおなじみのあの人たちに会いに行って、安心して眠りにつきたいという習慣なので、新しいものに挑戦するにはあまり向いていないのかもしれない。安心したいとE.J.Steavens に戻ったら、やっぱり好きで、シリーズを次々読むことになってしまった。
このシリーズはヤングアダルトなので、おばさんにとっては昔が懐かしい感覚なんだけど、フィクションの主人公たちは雄々しく高校3年生の悩みとトラブルと取り組んでくれるので、古傷は開かず、生命力でいっぱいで前途洋々だった気持ちだけを思い出させてくれる。
英語のヤングアダルトは、児童書と同じく成長物語がメイン。
自分らしくいていいんだ、変わり者でもいじめっ子がいても友達がいてくれるというメッセージをリアルな主人公の心理描写を通じて伝えてくる。ここでアリエナイと思わせると読者は白けてしまう。Steavens が達者な書き手だなあと思うのはこの辺。あとから考えるとアリエナイことも多いのだけど、読んでいる間は惹きつけて離さない。
ということで、現在は
卒業間近、恋と進路によって友達がバラバラに・・・さあどうするの展開。
シリーズ5冊なのでわりとすぐに終わってしまいそうだけど、そのころにはどれかのシリーズの新刊がてるんじゃないかなあ。