ちょっと変わったアーバンファンタジーだった。

 

Haunted Blood: A Paranormal Mystery Thriller (Crimes of Spirit) (English Edition)

Haunted Blood: A Paranormal Mystery Thriller (Crimes of Spirit) (English Edition)

 

 少し変化が欲しくて、ちょっと雑読の幅を広げてみている。

これは、イスラエルが舞台で、主人公がイスラエルのカルト対策室の警官で、エクソシスト張りに古代遺物を巡って悪霊を見てしまったあとに失職して探偵になり、家出した少年の行方を追うというちょっと珍しい設定だった。で、ミステリースリラーと銘打っているんだけど、それほどスリリングじゃなくて、女刑事とか、神父とか、ラビとか、ヨガの女教師とか登場人物は味もあって、文も下手ではないんだけど、もったりした印象なのよね。

 召喚されたダゴンが神的エネルギーを抜かれてしまう間抜けさとか、主人公が少しだけそれを受けたために眠るたびに麦畑と海の魚の群れの夢を見るので、寝るのをやめてしまうとか、続編があればまあいいかもなあと思ったりもしたけど、それほど気に入らなかったので、とりあえずメモだけ。

 

こういうのって読書メーターとか使った方がいいのかな。洋書好きの方教えて。