カウンターキッチン

今のマンションに引っ越して、台所がカウンターのある対面式になった。もう子どもを見張りながら料理をする環境でもないし、カウンターってすぐにもので埋まっちゃうのよね。カウンターのあるお店でも物置になってしまっているところ多いし。とそんなことを考えてたのだが、意外や意外、10年たってもカウンターはちゃんと機能してる。ここで食事をするということはないが、出来た料理が置かれ、食べた皿を置く。

 片麻痺の私も自分の昼食は作るから、カウンターの中で、まず調理人になる。

出来たものを皿に盛り付け「はい、ランチできました」とカウンターに置く。

キッチンを出てダイニング側に移動して配膳人になって「ランチになります」とテーブルの上に置く。

最後に食べる人になって、自分の席に座る。

「ごちそうさま」で、また配膳人になって、皿を下げる。

キッチン側に回って、皿を流しに入れる。

 

4時くらいになったら、朝から溜まってきた皿を食洗機に入れてスイッチを回す。

 

夕飯は夫が調理人で、娘たちが配膳人、私は「ご飯出来てるんだから、早く座って」と言われて、「いただきます」する人。夕食後は時々皿を片付けて食洗機を回すこともあるが、だいたい娘たちがやってくれる。

 

この動線のカギがカウンターだから、無目的にちょい置きされたものは、批判を受けて片付けられる運命に。今はジャムの空き瓶と、水切りヨーグルト用の容器が冷たい視線を浴びている。数日内に片付けられるはずだ。