だれに届けたいのか、そしてどうすればいいのか

サウザンブックスの最新刊 僕を燃やす炎 が出版されて、サウザンのショッピングサイトでも、アマゾンでも、町の書店からの注文でも入手可能になりました。

本は読者の手に渡ってから思いがけない動きをします。

僕を燃やす炎の企画人、宇田川さんの書かれたこういうことも起こるわけで。

 そういう意味ではクラウドファンディングでの出版は、他の商品とはかなり違う面を持っています。ファンディングの成立だけが勝負ではないので、もっと広くマーケティング一般でいうの「誰に届けたいのか」というあたりの方が、クラウドファンディングの成立そのものよりも重要になってきます。

現在、一番の悩みは、どこかにいるはずの読者をどうやって探してリーチするのかというところに尽きます。

 

はじめてみてわかった、電子本のみでは版権契約交渉がうまくいかないということも含めて「安ければ売れるというものではない」ということも噛みしめています。

 

読者はわりとよく「高くて買えない」って言いますけど、実際はそれが買わないメインの理由ではないのじゃないか。本は高いわりに衝動買いするものでもあるので、「高くて買えない」は、「その場で決めて払える金額ではない」という意味ではないのだろうかなどとも考えたり。

 

そういうことについてもツィートで手がかりが掴みやすいのは、ネットでファンディングするメリットかもしれません。

 

どこかにいるはずの読者に心の中で呼びかける毎日です。