クラウドファンディングで出版 あー不成立!

greenfunding.jp

サウザンブックスは立ち上げ以来8冊連続で成功させるという異常に順調な成果を上げてきたわけだが、

https://greenfunding.jp/thousandsofbooks

そうそううまく行き続けるわけもなく、ついに9冊目で不成立が出てしまった。フィリピンのスリラー、迫る包囲網。これはぜひ出版したかったのだが届かず。

 

原因はこれからじっくり検討したい。それでも63% 188人の支援者から今まで成立した本に対するコメントに決して負けない熱い思いを寄せていただいた。最後の追い上げのスピード感も他に劣らない。可能性は大いにある。リベンジしたい。

 

本は確かに書店の本棚で出会うこともあるが、私のような活字中毒で次に読む本を常に探している場合でも、信頼している方の書評やtwitterの表版で選ぶことが多い。中身がまだわからない、著者も紹介されていない小説を好奇心だけで買ってもらおうと言うのは確かにハードルが高すぎたかも知れない。しかもスリラーで、下手に紹介したらネタバレになってしまうかもという問題も。

 

そうは言っても英語で書かれている訳なので、もっと「英語で読んだ」人の感想を紹介するべきだったかも知れない。それから映画もできているのだから、キャラクター紹介も、もっとやっても良かったはず。

 

何よりの反省点はこの本の成り立ちが持っている熱さが十分伝えられなかったこと。

いや、読みたいと思う人に対してアピールする部分はそこではなかったのか。むしろ「誰に読ませたい」「これを伝えたい」というそこが足りなかったのか。

そもそも万人受けするわけではない本を扱っているので、潜在的な読者層との交流が不足したら届くものも届かなくなってしまう。

 

手法がクラウドファンディングであろうとなかろうと「本を売る」ためにするべきことは変わらない。思うことはいろいろあるが、まずは支援してくれた方たちを新たな応援団として、もっと広く伝える活動について考えようと思う。