また試してみよう

40歳以上の脳卒中患者の場合、高齢者じゃなくても介護保険を使えるというか、使うようになっている。脳卒中患者は高齢者が多いから、介護施設脳卒中に適応しているはずだという理屈だが、実際は高齢者と一緒に、認知症防止の手遊びとかすることになって、辛い思いをしている人も多いはずだ。(私も退院後しばらくの間、自分が思うようなリハビリが受けられないで、悶々としていたこともある。)

 

介護保険では定期的にケアマネさんと利用サービスの担当者が集まって、これからの暮らしやサービスの方向を話し合う「担当者会議」というのがある。

 

公的な社会保障サービスはどれでもそうなのだが、「自分はこういうことがしたいのですが、使えるサービスはありますか?と聞くと実現することが多い。電動車いすもそうやって借りることができたのだが、今回はまあ現状維持でいいよねってあたりで終わりそうになった。せっかく皆さん集まってくださっているのにもったいないなと考えていたら

「足漕ぎ車椅子って試してみられますか?」という言葉が口から出ていた。

 

足漕ぎ車椅子は、主にリハビリ道具として施設などで使われているが、実用車としても使えるようになってきていると聞いていたので、この機会に使えるなら使ってみたくなったのだ。リハビリでも足の訓練のためにエアバイクを漕いでいるので、きっと乗れるんじゃないだろうか。

 

車椅子屋さんが、試乗の手配できますよとあっさり言ってくれた。

桜が咲いて暖かくなって、春風に背中を押された気もするが、ちょっとでも新しいことを始めるのは気分が高揚する。足漕ぎで体力が付いたら、車いす卒業も早くなるんじゃないかな?

 

障害がある自分については、noteにも書きました。

note.mu