空飛ぶアルマジロ商店は、東京のミシンカフェ 

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昨年10月ごろに「東京都のミシンレンタルスペース」というリストに載せていただいてから、私と娘(切り絵作家習志田真白)のやっているミシン付きレンタル作業スペースは、大繁盛モードに入ってしまっている。2月ごろまでは、カーテンを買ったけど長すぎるので裾上げしたいというお客さんが多かった。ミシンを出してみたら壊れていたという飛び込みの方も。中には、「家でミシン掛けをすると、家族が苦情を言うので、出張には縫物を持ってきてミシンカフェを使うの」というお客様も。

いや、驚きました。

2月は、発表会の衣装(大人も子供も)の方が増えて、3月になったらもう毎日毎日、保育園のシーツのお客様になってしまった。20年以上前の私の子育て時代と全く変わらない。

ご存じない方のために解説すると、保育園ではお昼寝があり、お昼寝をする部屋に合わせて、各園独自の大きさの布団を用意している。入園が決まると、このお昼寝布団の大きさに合わせて、すっぽり被せるシーツを用意するのだ。

 乳児の場合はバスタオルやベッドパッドにゴムをつけて固定できるようにしている方が多かった。

バスタオルやパッドの場合は、一目でわかるように、名前とアップリケをつける。

シーツも間違えないように、それぞれ好きな生地で作ってあげてくださいと言われる。

 

うちの子にはセーラームーンの生地を使ったっけ。

 

で、月曜日には替えのシーツをもって園に送っていって、お布団のシーツを替える。

おうちで干して下さいということで、お布団のお持ち帰りの日は、あまりの大荷物に泣いた。

 

保活で疲れ果てて、職場復帰を前に緊張しまくりのお母さんに、シーツづくりは酷なんじゃないか。これから先のことに思いを巡らし、お母さんたちに心の中でエールを送った。

 

そうして4月になったので、シーツ縫いラッシュも終わりかと思ったら、学校の防災頭巾れを作るのでという駆け込み予約があった。

 

そうだった。小学1年生もずいぶん手作り布製品を要求されるのだった。

防災頭巾袋、体操福袋、上履き袋、給食ナプキン袋・・・・

子どもの洋服はお母さんが手作りするような時代ではなくなって久しい。洋服リフォーム屋さんや、布団屋さんで作ってくれるところもあるとはいえ、何で、市販品でいいですよっていってくれないのか。

 

商売繁盛は結構なんだけど、過去を思い出して、つらい気持ちになった春だった。

 

ちなみに今日はオタクなレイヤーさんのグループ利用で、この路線で繁盛したいのであった。