獣医さんに

年末から子猫のウシワカを去勢手術しなくちゃと言ってたんだけど、人手が足りなかったり、お天気が悪い日が続いてしまって、ようやく本日手術の日取りを決めに行ってきた。

男の子だけど、うちにやってきたときから大き目で、御飯が大好きで、先輩猫たちを巻き込んで遊びまくり、7か月なのに3.6キロ、8歳のユノとあんまり変わらなくなってきた。先生からも「大きくなったなあ」と声が。濃い目のキジトラなので、どらネコタイプになる可能性も。今のところは真面目な遊び好きでいつの間にか人のそばにいる、この毛色に典型的な感じ。でも我が家では初めてのキジトラなので、そんなことも珍しく感じられる。

ネコは大体4歳を過ぎて急に賢くなるので(頭の方も成猫になるのがこのくらいなんだろう。体が先に成長してしまうのは人間と同じで、1歳になっていないからと油断していると発情が始まってしまう。メスは妊娠しちゃうし、オスはおしっこをかけはじめる。)ウシワカが4歳になったらどうなるだろうとちょっと楽しみでもある。

 去勢・避妊手術と完全室内飼いを可哀想だ、自然が一番だという人もいるが、外猫は人に餌をもらっていても、1歳になる前に妊娠して2、3回出産して死んでしまうことも多い。オスは2歳ぐらいで新しい縄張りを探しに行ってしまうので、生存率はさらに低い。この死亡率の高さに負けないために猫は多産で増えやすいようになっている。

そういう過酷な生き方ができないことを可哀想だというなら、それも一つの考え方だろう。ただ、あいにくと、過酷さに負けずにサバイブした猫は、他の生き物の生存を脅かすし、家畜のはずが人間の暮らしにも迷惑をかけるようになってしまう。人のパートナーとして長く生きてもらう方が、お互い遥かに幸せだろう。

 ウシワカの手術は来週。いよいよ彼が本当に家族になる儀式のようにも感じている。